
アストロスケールは運用を終えて宇宙ごみ(デブリ)となった人工衛星を、新たな別の人工衛星から観測する取り組みを始める。新たな衛星を2027年内に打ち上げて、観測を試みる。デブリ除去事業の確立に向けた一歩とする。
6日の事業説明会で詳細を公表した。すでに運用を終えて宇宙ごみとなっている宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち」と環境観測技術衛星「みどり2」の2基を観測する。取り組み全体は14カ月を想定しており、新たな衛星は27年にインドから打ち上げる。
異なる2つの衛星を観測する試みは民間企業では世界初という。打ち上げた衛星はまず「だいち」を観測し、軌道を変更して「みどり2」に接近する。衛星の状態に応じて接近を試みる。宇宙ごみとなった衛星を観測し、今後の除去事業を見据えた足がかりとする。
アストロスケールは24年に打ち上げた衛星でもデブリの接近に成功していた。今回は観測対象が複雑な形状で、回転状態や影の予測が難しい特徴があり、観測の難易度が高くなる。

アストロスケールは13年設立のスタートアップ。今回の取り組みで、大きい物体が観測できるか検証する。岡田光信社長は「デブリ除去の幅が広がる」と話した。
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