和紙糸でできた安全靴用の靴下

日本製紙は1日、靴下メーカーの助野(富山県高岡市)と共同で和紙から作った糸で安全靴向けの靴下を開発したと発表した。2026年春の発売を見込む。和紙糸は抗菌・消臭機能などを備え、通気性の悪い安全靴を履いた際のムレやにおいを抑えることができる。従来品より耐久性を向上させた。

靴下には「Cu-TOPアオ」という紙からできた糸を使用した。原料のパルプに銅イオンを結合させた素材を混ぜて紙糸を作り、抗菌・消臭などの機能を持たせた。また耐久性の高い繊維を同時に編み穴をあきにくくしたほか、足底にはクッション性を持たせた。

今後は防災や医療・介護、スポーツ分野での商品展開も目指す。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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