
さくらインターネットは15日、生成AI(人工知能)開発を一段と効率化できるクラウドサービスを始めたと発表した。米エヌビディア製の新型の画像処理半導体(GPU)「B200」を使うことで、従来のGPUを使ったプランよりも大量のデータを処理できる。GPUサービスの競争が激化するなか、高性能GPUで差異化する。
石狩データセンター(北海道石狩市)の敷地内にあるコンテナ型データセンターにB200を約400基整備した。主に生成AIの学習用途向けに、サーバーをまるごと1台貸し出すサービス「高火力PHY(ファイ)」のプランとして提供する。現時点でB200を1500基まで整備する予定。新プランの開始に合わせて割引価格で利用できるキャンペーンも始めた。
さくらネットは30年度までにGPU以外のサーバー部品の調達や保守費用も含め、1000億円を投資する計画。GPUの世代交代は早く、今後も次世代GPUが出れば新しく確保する方針だ。
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