シェイクシャック外苑いちょう並木店で荷物を受け取るウォルトの配達員(2日、東京都港区)

北欧発の料理宅配サービス「Wolt(ウォルト)」を手掛けるウォルトジャパン(東京・渋谷)は2日、宅配価格を店頭価格と同額にする取り組みを都内で始めたと発表した。渋谷区、新宿区、港区を対象とする。宅配価格は店頭より2〜4割程度高く設定されていることが多かったが、値下げで利用拡大を狙う。

米国発のハンバーガーチェーン「シェイクシャック」、お好み焼きチェーン「ぼてぢゅう」など約360店舗が対象となる。店舗側が料理宅配側に手数料を支払うことなどから宅配価格は店頭より高いことが多く、利用の壁になってきた。ウォルトジャパンと店舗がそれぞれ費用を負担する形で価格を引き下げる。

ウォルトジャパンは札幌市や広島市などでも宅配価格を店頭と同額にし、集客を進めている。同社のナタリア・ヒザニシヴィリ代表は2日、メディア向けに説明会を開き「数年間で市場を2〜3倍に大きくしたい。(店頭と同額にする取り組みは)今後東京全域に広げ、最終的には全てのエリアでやりたい」と述べた。

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