グローバルエナジーハーベストが手がける波力発電の設備

鉄鋼商社のメタルワンは2日、配電盤大手の日東工業と自動車部品のアイキテック(愛知県東浦町)との3社共同で、波を使って電気を生み出す波力発電の技術を開発するグローバルエナジーハーベスト(東京都三鷹市)に出資したと発表した。出資額は合計約4億円で、技術の改良や発電設備の量産体制の構築に充当する。

メタルワンにとってグローバルエナジーハーベストへの出資は2024年に続く2度目で、第三者割当増資を引き受けた。

グローバルエナジーハーベストは日東工業の電気設備の製造技術やアイキテックの自動車用の精密ギアの加工技術などを参考に、発電効率の向上や量産に向けた準備を進めるという。メタルワンは鉄鋼の納入などを担う。

波力発電は波による上下運動で発電機を回す。グローバルエナジーハーベストは小型発電機を手掛け、主に港湾や防波堤などに置く。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。