新たな開発拠点「Daigasイノベーションセンター」の竣工式で挨拶する大ガスの藤原社長

大阪ガスは2日、大阪市の酉島地区に新たな研究拠点「Daigasイノベーションセンター」を竣工したと発表した。既存の拠点の機能を同センターに移して集約し、水素と二酸化炭素から次世代の都市ガスをつくる「メタネーション」などの開発を加速する。

大ガスグループが研究開発の中心地としてきた酉島地区に持つ敷地内に地上4階建て、延べ床面積1万6000平方メートルの新施設を建設した。2日に竣工式を開き、藤原正隆社長は「カーボンニュートラルに関する拠点を集約し、中心的な役割を担っていく」と述べた。

同センターには、メタネーションや人工知能(AI)、バイオ技術などを研究する既存の「先端技術研究所」の研究員などが移り、約250人が入る。隣接地には高効率な新手法の「SOECメタネーション」の実験プラントがある。企業や大学と共同で研究できるスペースなども設けた。

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