東京都内の開発プロジェクトの様子=森未来提供

木材情報のプラットフォームを運営する森未来(東京・港)は2日、伐採されこれまで廃棄されてきた街路樹や伐採木を資源として再活用する新サービスを始めると発表した。伐採された木を保管し、乾燥させてから、テーブルやイスなど顧客が希望する製品に加工して引き渡す。

森未来によれば、民間事業者からの引き合いが強く、マンション開発を手掛ける大手デベロッパーからすでに依頼されている。地主や地域住民の希望によって、マンション用地にあった樹木をなんらかの形で再利用したいというニーズが増えている。

たとえばマンションのエントランスのテーブルやイスに最終的に加工する。伐採木の量や加工する方式によるものの、1件あたり数百万円で受注する。

森未来は今後年間で五十数件のプロジェクトを受注していきたい考え。浅野純平代表は「木材の扱い方は企業のリスクにも関わる。地域住民の理解も得られる形で活用が進む一助になれば」と語る。

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