
三菱自動車は2日、技術支援するチーム「チーム三菱ラリーアート」が参戦したアジア最大の国際ラリー大会の優勝報告会を開催した。2022年以来3年ぶり2度目の総合優勝となった。ラリーで蓄積したノウハウを市販車の開発に生かす。
8月に開催された国際自動車連盟(FIA)公認のアジア最大級のアジアクロスカントリーラリー(AXCR)に参戦した。30回目を迎え、走行距離は約2300キロメートルに及んだ。競技車はアジアで売れ筋のピックアップトラック「トライトン」をベースに改良した。
チームの総監督を務める増岡浩理事は「例年に増してタフなラリーだったが、タイムロスを最小限で抑えられた。前回大会優勝者として来年も優勝を目指したい」と話した。
1位と5位に「トライトン」が入り、2位はトヨタ自動車の「ハイラックスレボ」、3位が米フォード・モーターの「ラプター」だった。
三菱自はかつて「パリ・ダカ」の愛称で人気を集めてきたダカール・ラリーに参戦していた。02〜03年にチームドライバーだった増岡浩氏が2連覇をなし遂げた。業績悪化で09年に撤退し、22年に国際ラリー大会へ復帰した。
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