
甘く香りが高い宮崎県美郷町特産の「美郷栗」が、収穫期を迎えた。町内のJAみやざき西郷支店選果場では、光沢を放つ秋の味覚の栗が、次々とベルトコンベヤーの上を流れ、従業員らが選別や出荷に汗を流している。
JAによると山間の美郷町では、昼夜の寒暖差を生かして良質の栗を栽培。農家約200戸が計約90ヘクタールで育てている。収穫は8月下旬に始まり、今季は例年より約10トン多い約80トンの収量を予定する。
選果場では、農家が早朝に運び込んだ栗から、従業員が傷みのあるものを手作業で除き、機械で5サイズに分けて箱詰め。名古屋市に出荷するほか、半数以上は地元で栗あんに加工し、全国の菓子店などに発送される。
JAの担当者は「日照やほど良い雨に恵まれて上々の出来。豊作の年になると思う」と話した。10月上旬まで収穫が続く。【重春次男】
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