
総務省が5日発表した7月の家計調査は、1世帯(2人以上)当たりの消費支出が30万5694円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1・4%増だった。プラスは3カ月連続。認証不正問題で昨年の出荷が低調だったことの反動もあり、自動車購入が伸びた。一方、物価高を背景に食料への支出は2カ月連続で減っており、消費者の節約志向の根強さが改めて浮かんだ。
項目別では「食料」が1・8%減。このうちコメは20・0%減で、価格が安いブレンド米を買い求める動きが目立った。パンや生鮮肉への支出も減った。外食も減少しており、暑さによる外出控えが影響したとみられる。(共同)
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