
京都府と経路検索サービスのナビタイムジャパン(東京・港)は5日、子どもを連れて外出する際に、エレベーターで移動できるルートや近くの授乳室などをスマホアプリで案内するサービスを始めた。府の子育て支援サイト「まもっぷ」と同社のアプリを連携させる。子連れでも安心して外出しやすい環境を整える。

京都府は授乳室やベビーカー置き場を備える店舗や公共施設など約4200カ所を、キッズフレンドリー施設として指定している。地図上でこれらの施設を確認できるほか、現在地から施設までの経路の検索も可能だ。ベビーカーや抱っこの移動がしやすいよう、乗り換えや階段が少ないルートを表示する。
地図上の一部施設では「きょうと子育て応援パスポート」の提示で割引サービスを受けられる。同パスポートは市町村の窓口などで受け取ったり、まもっぷのサイトで電子版を入手できたりする。記者会見で西脇隆俊知事は「子どもがいると外出をためらう人もいる。安心安全に移動できる手段を整えて施設利用を促したい」と述べた。
ナビタイムは子どもと移動しやすいルート案内を有料サービスとして全国展開している。大西啓介社長は「少子化は日本全体の問題。他自治体とも子育て支援で連携していきたい」と話した。
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