2026年9月に竣工予定の新たな物流拠点のイメージ=八木建設提供

総合建設事業を手がける八木建設(埼玉県本庄市)は、埼玉県久喜市で新たな物流拠点の建設に着工した。東北自動車道の加須インターチェンジ(同県加須市)から約4.5キロメートル、圏央道の幸手インターチェンジ(同県幸手市)から約8.3キロメートルの場所に位置し、東日本の各地と行き来しやすい。電子商取引(EC)の配送拠点などとしての利用を見込む。

2026年9月に竣工予定の「DVC久喜物流センター」は、2階建ての倉庫棟と事務所棟からなる。トラックが荷物の積み下ろしをする「バース」というスペースも2カ所設置する。敷地面積は約5800平方メートルで、延べ床面積は約7100平方メートル。

ECの普及などにより、機動的な物流網の構築が企業にとって課題となるなか、同社はこうした小・中規模の物流拠点のニーズが今後高まるとみている。

同社は「埼玉県だけでなく、群馬・栃木南部まで広がる広域物流エリアの多様な需要に応えていく」としている。

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