
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、医療系への進学をめざす高校生を対象に模擬手術が体験できる催しを川崎市で開いた。将来の医療人材を育てるのが目的で、同社の医療従事者向け研修施設で模型などを用いて内視鏡手術や人工膝関節手術などに挑戦した。
イベントは11日に開催し、高校生約50人が参加した。模擬手術室で人工膝関節手術や不整脈治療の心臓カテーテル手術などを実施。腹腔鏡(ふくくうきょう)手術の模擬体験ではモニターだけを見て鉗子(かんし)で小さなビーズをつまんで移動させた。高校1年生の男子は「難しいかなと思っていたが、ゲーム感覚で楽しくできた」という。
川崎市にある研修施設は2014年に開設し、多摩川を挟んで羽田空港の対岸にある。これまでに海外を含め延べ19万人の医療従事者が最新の医療技術を学ぶために研修を積んでいる。
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