
週明け8日午前の東京株式市場は日経平均株価の上げ幅が一時800円を超え、終値での史上最高値を上回った。財政規律派とされる石破茂首相が退陣を表明し、次期政権で財政拡張が進みやすくなるとの観測から外国為替市場で円売り・ドル買いが進行。東証でも幅広い業種で買いが先行した。
午前10時現在は前週末終値比793円98銭高の4万3812円73銭。東証株価指数(TOPIX)も取引時間中の最高値をつけた。
市場は近く実施される自民党総裁選の有力候補の動きに注目している。市場関係者は「株高や金利上昇が意識される候補者がいる一方で、石破政権の政策が継続されれば市場へのインパクトが限定的にとどまる可能性もある」としている。【山口智】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。