内閣府は地域の景気動向を把握できる業種で働く人たち2000人余りを対象に、3か月前と比べた景気の実感を聞いて毎月、指数として公表しています。
先月の調査では、景気の現状を示す指数が46.7と前の月から1.5ポイント上昇し、4か月連続で改善しました。
猛暑の影響で夏物の商品の売り上げが伸びたことなどが要因で、東海の輸送業からは「飲料品の倉庫では商品の入荷や出荷の量が例年よりも多くフル稼働となっている」という声があったほか、甲信越のボウリング場からは「記録的な猛暑により室内で涼しく遊ぶことができるボウリングが選ばれたのか、家族連れや若者でにぎわっている」といった声もありました。
このほか、各地で外国人旅行者によるインバウンド需要は堅調だという声が出ていて、北海道の観光施設からは「外国人観光客の利用が相変わらず多い」という声があったほか、九州の百貨店からは「インバウンドの購買金額は安定しており、3か月前に比べて多少上向いている」といった声もありました。
こうした結果を受けて内閣府は景気の現状について前回の「持ち直しの動きがみられる」という表現を維持しました。
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