りそな銀行

りそな銀行は8日、子どもに教育機会を提供するための定期預金の取り扱いを始めると発表した。預金額の0.1%程度にあたる金額を学習塾を運営する公文教育研究会(大阪市)に寄付し、同社の教育サービスを経済的に苦しい家庭の小学生に無償提供する。社会課題の解決と預金量増加の両立を目指す。

りそな銀行が公文と業務提携し、取り扱いを始めた「ソーシャルインパクト預金」の預入期間は1年で、金利は0.275%(8日時点)とする。最低預入金額は100万円。

預金額の0.1%相当をりそな銀行の負担で公文に寄付する。公文は全国の就学援助受給家庭などの小学生に対して、同社の「公文式教室」の年会費を1教科分無償で提供する。個人と法人顧客から計3000億円を預け入れ3000人を支援することを目指す。

原資はりそな銀行が負担するため、預金者は通常の定期預金と変わらない金利を受け取りながら社会課題の解決に関与できる。りそな銀行の担当者は「口座を新規開設してもらえれば振り込みなど他の金融サービスの利用につながり十分に採算がとれる」と話している。

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