ミライアルは8日、2025年2〜10月期の連結純利益が前年同期比50%減の3億8000万円になる見通しだと発表した。半導体市場が人工知能(AI)など先端向け需要は回復基調にあるものの、パソコンやスマートフォンなどの民生品向けが振るわず、主力の半導体ウエハー向け運搬容器が落ち込む。

売上高は8%減の95億円、営業利益は53%減の4億9000万円の見通し。半導体ウエハー運搬容器の販売数量の落ち込みで工場稼働率が低下するほか、自動生産設備の減価償却費などが重荷になる。

同日発表した25年2〜7月期の連結決算は、売上高が前年同期比10%減の63億円、純利益が53%減の2億8300万円だった。「市況は底を打ち回復しつつあるが影響がまだ届いていない」(同社)とした。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。