動物性食材を使わない未来志向のラーメンを提供した(8日、大阪市此花区)

不二製油は8日、大阪・関西万博会場で動物性食材を使わない未来志向のラーメンの試食会を開いた。南大阪地域を中心に関西経済の活性化を目指す産学官組織「日経南大阪REBORN(リボーン)コンソーシアム」との連携企画。植物性原料を使って肉や魚、貝などのうまみを再現した不二製油独自のだしをベースに、ユズ味噌、梅、抹茶の3種類の和風ラーメンと、豆を発酵させたアフリカの調味料「スンバラ」を使ったラーメンを提供した。

宗教上の理由で豚肉などを口にできないムスリム(イスラム教徒)でも食べることのできる点もアピールした。マリ出身でムスリムでもある元京都精華大学長のウスビ・サコ氏も試食し「文化の違いを越えた食の交流ができる」と述べた。

試食会には万博会場の外国人スタッフや日本人関係者ら20人も招待した。4種の味のなかで1番人気となったのはスンバラのラーメンだった。

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