店内に設置した走り方を分析する設備「NSRL Form」(東京都渋谷区)

米ナイキの日本法人ナイキジャパン(東京・港)は9日、旗艦店「ナイキ原宿」の内覧会を開いた。8月末で閉店した旧店舗からは約2割の増床にあたり、店舗面積は国内最大となる。ランニング関連の商品を増やしたほか、顧客の走り方を分析して顧客にあったシューズを提案する設備「NSRL Form」を国内店舗で初めて設置した。

ナイキ原宿はJR原宿駅近くの商業施設「原宿クエスト」内で11日に開業する。地上1階から3階の3フロアで、総面積は1860平方メートルで国内最大となる。シューズなどランニング関連の商品を増やしたほか、レディースやキッズの品目数を増やした。

1階に設置したNSRL Formでは、走り方に応じて顧客にあった練習方法やシューズを提案する。ナイキ米本社の「ナイキ スポーツ研究所」の独自技術を用いた分析ツールで、ランニングマシーン上で走る様子をカメラで撮影し、利用者の走り方を分析する。

ナイキ原宿へのNSRL Formの導入は、上海とロンドンに次いで世界3店舗目となる。小林哲二ジェネラルマネージャー兼VPは「商品の購入だけでなく体験ができる店舗として進化した」と話した。

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