
工作機械大手のオークマは9日、大型部品の加工に適した立形マシニングセンターを発売したと発表した。熟練の技術者ではなくても加工の難しい大型部品を高精度で加工できる。半導体製造装置や建設機械など向けの需要が高まっていることに対応する。
マシニングセンターの主力モデル「MB-V」シリーズに新型を追加した。加工物を固定するテーブルの大きさは長さ3メートル、幅1メートルと従来製品よりも2倍弱大きくした。機械が連続運転できるよう、加工時に発生する切りくずを自動で清掃したり、人工知能(AI)が機械の故障の兆候を検知したりする機能も搭載した。
価格は標準モデルで1台7800万円(税抜き)。年間60台の販売を目指す。22日からドイツで開かれる世界最大級の工作機械の見本市「欧州国際工作機械見本市(EMOショー)」で同製品の展示を予定している。
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