九州電力の玄海3、4号機

原子力規制委員会の山岡耕春委員らが9日、九州電力の玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)を視察した。山岡氏は視察後に記者団の取材に応じ、敷地内にドローン(無人機)とみられる3つの飛行物体が侵入したことについて「初めての事案であり、九州電力や規制庁に問題はなかった」との見解を示した。

視察は原子力規制検査の実施状況を把握するためのもので、8日から2日間実施。3、4号機の中央制御室や定期検査中の4号機の原子炉格納容器などを確認した。

山岡氏は飛行物体の侵入について「連絡体制を今後考えていくのがよい」と指摘。九電が敷地内で警備員に撮影を認めるなど体制を見直したことに関しては「今後はとっさに映像を撮ることが重要になるので妥当な判断だ」と話した。

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