
三菱UFJ銀行の新店舗はJR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」に直結する商業施設の中につくられ、口座開設のほか同じグループの証券やカード、資産運用の相談など個人向けのサービスを提供します。
今月12日から営業を始め、平日の夕方や土日、祝日も営業する予定で三菱UFJとしてはおよそ20年ぶりの新店舗となります。
大手銀行はデジタル化の進展に伴って、スマートフォンのアプリを活用したサービスに力を入れる一方で、有人店舗の統廃合を進めていて、三菱UFJ銀行もかつては500を超えていた有人店舗を、ことし3月には300余りまで減らしてきました。
ただ、「金利のある世界」のもとで預金の獲得競争が激しくなる中、オフィス街や大型商業施設など、人通りが多いエリアでは逆に店舗を起点に顧客との接点を増やしていこうという戦略です。
同じく店舗数を減らしてきた三井住友銀行やみずほ銀行も、新しい店舗をつくっていて、デジタル、リアルの両面で顧客の獲得に乗り出しています。

三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取は「銀行としての大きな節目であり、店舗のあり方への新たな挑戦だ。銀行の存在も社会や生活の変化とともに姿を変えながら、お客様に必要とされる新しい価値を創造しないといけない」と話しています。
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