
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が10日発表した8月の中古車登録・届け出台数は前年同月比1%減の46万1678台だった。2カ月ぶりにマイナスに転じた。国内の主要メーカーで新車投入が乏しく、新車販売が滞ったことから下取り車両が減った。
自販連がまとめた8月の中古車登録台数は0.9%減の26万3861台だった。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は2%減の19万7817台となった。
中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、8月の出品台数は前年同月比3%増の23万3141台で、成約台数は4%増の16万2263台だった。成約車両単価は122万4千円と前年同月より2%低いが、海外需要が強く120万円を超える高止まりが続いている。
日産の8月の国内新車販売は前年同月比22%減の2万5352台で11カ月連続で減った。国内では22年を最後に主要な新型車がなく不振が続いている。他の主要メーカーでも2ケタ減と大幅に落ち込んだ。新車販売の停滞で下取り車両が減り、中古車両が不足したとみられる。
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