
医工連携の民間団体、TOLIC(トーリック、盛岡市)と近隣2大学は10日、初の「岩手医工・産学連携フォーラム」を盛岡市で開いた。TOLIC代表幹事の片野圭二氏は「(3者が)組織としてつながることは医療機器産業にとっても重要な転換期になる」と開催の意義を語った。

岩手医科大学(岩手県矢巾町)の小笠原邦昭学長は産学連携による医療機器と創薬のエコシステム(生態系)形成に意欲を示した。そのための組織を学内に新設し、人材を配置していると披露した。

岩手大学(盛岡市)の水野雅裕副学長は自治体と協力して「いわてイノベーション推進リサーチパーク」を立ち上げる構想を紹介した。
3氏とも最終的な社会実装を意識して講演。3者所属の個別の研究成果も発表された。
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