
洋菓子のモロゾフが11日発表した2025年2〜7月期の連結決算は、純利益が前年同期比44%減の2億7100万円だった。カカオ豆など原材料価格の高騰が響いた。消費者の節約志向が高まって洋生菓子の買い控えなどもみられた。
売上高は2%減の161億円だった。クッキーなどの焼き菓子の販売は堅調だった。営業利益は42%減の4億2400万円だった。
原材料価格の高騰で売上原価率は49.7%と前年同期から1.6ポイント悪化した。25年8月〜26年1月期には容量変更や価格改定などを行うものの、さらに悪化して53.6%となる見通しだ。
11日に説明会を開いた山口信二社長は下期にハロウィーンやクリスマス、バレンタインなどイベントが続くことを念頭に「秋以降に新製品や季節限定商品を投入して売り上げはキープできるとみている」と話した。
26年1月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比0.3%減の359億円、純利益は59%減の5億8000万円になりそうだとする従来の見通しを据え置いた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。