
JR西日本は11日、山陽線や山陰線など在来線の6路線11カ所で、「速度制限標識」の表示内容や設置場所に誤りがあったと発表した。11カ所は全てカーブで、本来の制限速度から5キロオーバーして表示していた場所もあった。JR西は「脱線や転覆の恐れはなかった」とし、全て正しい表示に切り替えたという。
6路線は他に、小浜線▽越美北線▽氷見線▽高山線。制限速度80キロの場所で85キロと表示していたカーブのほか、駅構内での設置場所の誤りもあった。
9月5日、氷見線の信号工事に伴って誤りが見つかり、一斉点検を実施した。制限速度を算出する際のデータ処理にミスがあったことが主な原因という。
標識の更新を始めた2008年ごろから誤っていた可能性があり、JR西は「再発防止に努める」としている。【小坂春乃】
JR西日本によると、6路線11カ所は次の通り。
小浜線=粟野―西敦賀駅間▽越美北線=小和清水(こわしょうず)―美山駅間▽氷見線=越中中川―能町駅間、越中国分―雨晴(あまはらし)駅間▽高山線=楡(にれ)原―笹津駅間、東八尾―越中八尾駅間、越中八尾駅構内、西富山―富山駅間▽山陰線=嵯峨嵐山駅構内▽山陽線=宝殿駅構内、土山駅構内
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