
食品卸のトーホーが11日発表した2025年2〜7月期の連結決算は、純利益が前年同期比21%減の17億円だった。シンガポールで外食産業向けに青果の卸売事業を展開する海外子会社ののれんに関する特別損失が響いた。
売上高は2%増の1230億円だった。大阪・関西万博やインバウンド(訪日外国人)需要が外食市場を押し上げ、主力となる業務用の食品卸事業が堅調に推移した。11日の記者会見で奥野邦治社長は「今後もインバウンドは減らず、ホテル含め関西圏中心に(売り上げの)維持・向上ができると考える」と話した。
26年1月期の連結売上高は前期比5%増の2600億円と従来予想(2530億円)から引き上げた。海外子会社の販売不振などで営業利益は5%増の79億円(82億円)と予想より引き下げたが、純利益は5%増の47億円と据え置いた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。