トプコンは11日、投資ファンドによる同社へのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。10日までに買い付け下限を超える応募があった。買い付け後のファンドによる保有比率は80%となる。残りの株式は少数株主から株式併合で買い上げるスクイーズアウト(強制買い取り)が実施され、トプコンは上場廃止となる。
同社は農業や建機向けのIT(情報技術)機器と眼科向け医療機器の製造を手掛ける。IT機器は収益性が悪化し、医療機器は先行投資がかさむ。中長期的な成長に向けた投資の意思決定をしやすくするため非公開化を決めた。
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