改装したイトーキの関東工場のオフィス(11日、千葉市)

イトーキは11日、千葉市内にある自社の関東工場併設のオフィスを改装したと発表した。固定席を廃止しグループごとに定期的に座席を変える仕組みにしたほか、観葉植物を取り入れるなどして環境を整えた。生産現場で人手不足が続く中、働きがいを向上させ離職を防止する。同オフィスをショールームとして公開し、自社のオフィス家具などの販売拡大につなげる。

改装したオフィスは工場のある建物の2階にあり、面積は900平方メートル。工場長や社員ら13人が改装にあたり半年かけて、実現したい働き方や環境を話し合うワークショップなどを実施した。

部署ごとに場所を指定するグループアドレス制を採用。月に1度部署ごとに場所を入れ替える予定だ。固定席ではなくなるため、机に放置していた不要な書類の削減も目指す。立ってミーティングするための机や、サウナをイメージし靴を脱いでくつろげるエリアなどの共有スペースを従来の4カ所から10カ所に増やし、従業員の交流を促す。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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