ソフトバンクと東京大学は12日、企業間などで産業データを共有する基盤となる「データスペース」の開発を目指す一般社団法人「xIPFコンソーシアム(仮称)」を2025年度に設立すると発表した。データスペースは人工知能(AI)による活用が想定され、自動車やエネルギーなど広い産業分野での新サービス創出につなげる。

東大大学院情報学環の越塚登研究室と共同で設立する。ソフトバンクは新設の社団法人が開発するデータスペースを、自社のデータセンターやAIの計算基盤、子会社が開発を進める大規模言語モデル(LLM)などと連携させる。様々な産業での課題解決につなげる考えだ。

コンソーシアムはデータスペースの開発や運用のほか、情報発信や普及推進活動も担う。10月7日には設立に向けた準備会を設置し、構想の全体像や取り組みの意義を紹介するキックオフイベントを都内で開く。

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