厚生労働省は、資本金10億円以上で従業員1000人以上の労働組合のある企業342社を対象に、ことしの夏のボーナスの妥結状況を集計しました。
それによりますと、1人あたりの平均は94万6469円となり、去年より4万7715円、率にして5.31%増えたことがわかりました。
夏のボーナスは4年連続の増加となり、集計を始めた1970年以降で、最も高くなっています。
産業別に見ると、21の主要な産業のうち、17の産業で前年比がプラスとなり、中でも、
▽造船が118万5378円
▽自動車が110万9305円
▽建設が109万7156円
▽電気機器が105万446円
▽化学が104万5485円
と、5つの産業で100万円を超えました。
厚生労働省は「大幅な賃上げの回答が相次いだ、春闘の結果が反映されたものだと考えられる。今後も労使の真摯(しんし)な議論によって、高い賃上げが実現することを期待したい」とコメントしています。
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