
農林水産省によりますと、全国のスーパーで今月7日までの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キロあたり税込みで4155円に値上がりしました。
4000円を超えたのはことし6月以来です。
値上がりの理由について小泉農林水産大臣は、16日の閣議のあとの記者会見で、「新米の出回りなどを背景として、販売数量に占める備蓄米を含むブレンド米などの比率が低下傾向であることが要因としてあげられる」と述べました。
そのうえで、ことしの主食用のコメの生産は去年より大幅に増える見通しだとしたうえで、「来年の民間の在庫量が直近10年程度で最も高かった水準に匹敵する可能性もあり、マーケットに対してこの数字をしっかり届け、冷静になってもらうことも必要ではないか。今の価格が、これから1年間続くと判断するのは早すぎると思う」と述べ、市場に冷静な対応を呼びかけていく考えを示しました。
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