財務省が発表した8月の貿易統計によりますと、輸出額は全体で8兆4252億円と去年の同じ月と比べて0.1%減少し、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2425億円の赤字となりました。

赤字は2か月連続です。

このうち、アメリカ向けの輸出額はトランプ政権による関税措置が続く中、1兆3855億円と13.8%減り、5か月連続で減少しました。

なかでもアメリカ向けの「自動車」の輸出額は28.4%の大幅な減少となりました。

一方、アメリカからの輸入額は、航空機の機体の輸入が増えたことなどから、11.6%多い1兆615億円となり、7か月ぶりに増加しました。

アメリカの関税措置をめぐってはトランプ政権が日本との交渉の合意にもとづいて日本時間の16日、自動車などへの関税を15%に引き下げていて、今後アメリカとの貿易にどのような影響が出てくるかが焦点です。

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