
【ニューヨーク=共同】国連はグテレス事務総長が20〜22日に横浜市で開かれるアフリカ開発会議(TICAD)に出席するため日本を訪問すると発表した。22日に大阪・関西万博で開かれる国連スペシャルデーの関連イベントにも参加する。石破茂首相との会談も予定している。
ドゥジャリク事務総長報道官は15日の記者会見で、アフリカは若年層が多く、天然資源も豊富で将来性に期待が高まっていると指摘。「TICADはアフリカの開発支援に非常に重要だ」と意義を強調した。
国連によると、グテレス氏は20日のTICADの開会式で演説する。万博では国連のパビリオンも視察し、国連を中心とする「多国間主義」の重要性を訴える。
国連のラクロワ事務次長(平和活動担当)も訪日し、防衛省や外務省の幹部らと国連平和維持活動(PKO)などについて意見を交わす予定だ。
グテレス氏の訪日は2023年5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)への参加以来。一時、京都訪問も検討されたが、アフリカ首脳らとの会談予定が増えるなどしたため見送られた。
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