アメリカのトランプ大統領は、ウクライナ情勢をめぐるロシアのプーチン大統領の姿勢について、9月12日、FOXニュースの番組で「我慢の限界に近づいている」と強い不満を示したほか、18日にはイギリスのスターマー首相との共同記者会見で「失望した」などと述べました。
こうした中、ロシアのラブロフ外相は18日に放送されたテレビ番組でトランプ大統領について「彼は決してごまかしたり、自分の考えを隠したりしない。われわれは結果を重視する彼の姿勢を評価している」と述べました。
その上で、米ロの対話について「維持したいと考えている。アメリカ側も同じ意向だと認識している」と強調しました。
また、ロシア大統領府のペスコフ報道官も18日、記者団に対し「国家元首の決定があれば、首脳会談を速やかに行う可能性は十分にある」と述べました。
ロシア側からアメリカとの対話に前向きな発言が相次ぐ背景には、ロシアへの制裁強化も辞さない構えを示すトランプ大統領を引き寄せ、圧力をかわしたい思惑があるものと見られます。
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