
【ワシントン=共同】トランプ米大統領は18日、敵対的だと判断したテレビ局に対し、連邦通信委員会(FCC)が放送免許を剝奪する可能性に言及した。放送内容の多くが野党民主党寄りだと非難した。訪問先の英国から帰国する大統領専用機内で記者団に述べた。
放送の許認可取り消しをちらつかせてテレビ局の報道内容に介入しようとする姿勢に、言論の自由が脅かされかねないとの懸念が広がりそうだ。
保守系政治活動家チャーリー・カーク氏射殺事件を巡り、自身の支持者らを批判した深夜トーク番組の司会者で人気コメディアンのジミー・キンメル氏をABCテレビが降板させると17日表明したことを受けた発言。
FCCはテレビやラジオなどによる通信事業の規制・監督を担っている。
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