韓国メディアは前政権で与党だった保守政党に旧統一教会の信者約11万人が入党していた可能性があることを特別検察が確認したと報じました。

旧統一教会を巡っては、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権で与党だった保守系最大野党「国民の力」に、信者を集団入党させた疑惑が浮上し特別検察が捜査しています。

韓国メディアによりますと検察は18日に押収した政党の党員名簿などから、約11万人が教団信者とみられることを確認したということです。

検察は教団が信者を集団入党させ、尹氏の側近議員を党代表に選出させようとしたとみて、入党時期などを慎重に調べています。

一方、側近の議員は9月16日、教団への支援を求めた旧統一教会の元幹部から不正な資金を受け取ったとして、政治資金法違反の疑いで逮捕されていて、旧統一教会と政党をめぐる癒着の解明に関心が集まっています。

事態の発覚を受けて、「国民の力」は「党員の数をみれば信者の数は統計上正常の範囲だ」と主張し、「政治的な意図は明らかだ」と反発しています。

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