韓国南部のチェジュ島はアワビやサザエなどの海女漁が盛んで、チェジュ島の海女漁の文化は、ユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産にも登録されています。

地元の自治体は9月の第3週の土曜日を「海女の日」と定めて毎年「海女祭り」を週末に開いていて、20日、地元の通りでは海女たちによるパレードが行われました。
パレードではおよそ300人の海女たちが、水中めがねと、かつて使っていた木綿製の服を身につけ、豊漁などを願う歌を歌いながらまちを練り歩くと、沿道の人たちが手を振っていました。

また、会場では海女がとったという、サザエのつぼ焼きなどが販売され、買い求める人たちの長い列ができていました。

家族でパレードを見た30代の男性は「海女漁は大変な仕事だと思っていましたが、元気あふれる海女の方々がたくさんいることを知ることができました」と話していました。
海女漁をめぐっては、チェジュ島の海女のおよそ6割が70歳以上となるなど高齢化が進んでいて、同じく海女漁が行われている日本とともに担い手の確保が共通の課題となっています。

海女でつくる団体の事務局長は「海女漁をとても誇らしく思っています。海女の文化を継承するため、新人の育成に力を入れています」と話していました。
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