アメリカのトランプ政権が日本製鉄が買収した「USスチール」に対して「黄金株」と呼ばれる政権の権利を初めて行使し、一部の工場の稼働停止を阻止しました。
日本製鉄は2025年6月、USスチールを完全子会社化する際トランプ政権に経営上の重要事項に関して拒否権を行使できる「黄金株」を付与しています。
ウォールストリート・ジャーナルによりますとUSスチールは2週間前、イリノイ州の製鉄所の従業員に対し、11月に稼働停止をすると通知しましたが計画を聞いたラトニック商務長官がUSスチールのブリットCEOに電話し、稼働停止は許さず、トランプ大統領が「黄金株」の権利を行使すると伝えました。
「黄金株」の行使が明らかになったのは今回が初めてです。
USスチールは「当社の目標は柔軟性を維持することである」とした上で「解決策を見つけることができ、喜ばしい」と歓迎しています。
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