イギリス政府はことし7月、イスラエルがパレスチナのガザ地区の深刻な状況を終わらせるための措置をとらなければ、今月の国連総会までにパレスチナを国家として承認する方針を示していました。
公共放送BBCなどイギリスメディアによりますと、スターマー首相は、ガザ地区の人道状況の悪化に歯止めがかからないなどとして21日にパレスチナの国家承認を明らかにする見通しです。
また、ロイター通信などによりますと、ポルトガルも21日にパレスチナを国家として承認するとしています。
これまでにフランスやオーストラリアなども国家承認の方針を明らかにしていて、こうした各国の動きに対しイスラエルは「イスラム組織ハマスへの報酬になる」などと反発を強めています。
今月22日には、イスラエルとパレスチナの2国家共存による和平を推進する首脳級の会議が国連総会にあわせて開かれ、パレスチナを新たに国家として承認する国はおよそ10か国に上るとみられています。
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