ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月20日の動き)
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ゼレンスキー大統領 EUのロシアへの追加制裁案 米にも措置期待
EU=ヨーロッパ連合の執行機関がロシア産のLNG=液化天然ガスの輸入を来年末までに禁止するなどのロシアへの追加制裁案を加盟国に提案したことを受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日の声明でアメリカも同様に強力な制裁措置を取ることに期待を示しました。
ウクライナに軍事侵攻を続けるロシアへの追加の制裁案として、EUの執行機関ヨーロッパ委員会は、ロシア産のLNG=液化天然ガスの輸入を来年末までに禁止することなどを加盟国に提案しました。
これについてウクライナのゼレンスキー大統領は20日に公開した声明で、「ウクライナ側の提案の多くがEUで考慮されたことに感謝する。アメリカも強力な制裁措置を講じることを期待している。ヨーロッパはその役割を果たしている」と述べました。
ゼレンスキー大統領は国連総会で各国の首脳らによる一般討論演説が今月23日から始まるのに合わせてアメリカを訪問し、トランプ大統領と会談すると伝えられています。
トランプ大統領は先に、NATO=北大西洋条約機構の加盟国などに宛てたとする書簡の中で、アメリカが制裁を発動するかどうかはヨーロッパなど、ほかの加盟国の対応次第だと主張していました。
ロシア中部でウクライナ無人機が石油関連施設攻撃
ロシアの有力紙「コメルサント」は20日、ロシア中部サマラ州にある石油関連施設が前日の夜からウクライナの無人機の攻撃を受け、4人が死亡し、1人がけがをしたと伝えました。
これについて、ウクライナ軍の参謀本部は20日、サマラ州と南部サラトフ州の製油所を攻撃したと発表し、いずれも爆発と火災を確認したとしています。
ウクライナ軍の参謀本部は「侵略国の軍事的、経済的な能力を低下させるための措置を体系的に行っている」としてロシア軍の補給を阻止することが攻撃の目標だと強調しています。
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