
石破茂首相は23日、ニューヨークで国連総会に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。現地時間の23日午後に一般討論演説に臨み、戦後80年の節目で国連改革に取り組む重要性を訴える。パレスチナ情勢に関する日本の考えにも言及する。
首相は出発に先立ち、首相公邸で記者団に「演説で過去 80年の歩みを振り返る」と語った。パレスチナ情勢を巡り「『二国家解決』を日本は一貫して支持している。日本の考え方をいかにして実効性があるものにするか申し上げたい」と強調した。
現地でトランプ米大統領と会う調整をしていると述べた。フランスのマクロン大統領や国連のグテレス事務総長、フィンランドのストゥブ大統領らとの会談も予定する。
25日に帰国する。退陣を表明した首相による訪米は、2024年の岸田文雄首相に続き2年連続となる。
【関連記事】
- ・日本「米欧追随せず」独自路線 2国家共存へ双方と対話
- ・石破茂首相、トランプ氏との面会調整 国連総会に合わせ仏大統領とも
- ・国連80年目の岐路、「米国第一」で財政悪化 23日から首脳演説

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。