日本人の赤根智子氏が所長を務めるICC(オランダ・ハーグ)=AP

【アビジャン(コートジボワール)=AFP時事】西アフリカで軍が権力を掌握するブルキナファソ、マリ、ニジェールの3カ国は22日、国際刑事裁判所(ICC)からの脱退を表明した。国連への正式通知から1年後に脱退が完了する。

3カ国は共同声明で「(ICCが)新植民地主義的抑圧の道具」となっていると批判。「平和と正義の統合に向けた地元に根差した仕組み」を追求していくと主張した。

3カ国では2020〜23年にクーデターで軍事政権が誕生。「サヘル諸国同盟(AES)」を立ち上げて連携を強化すると同時に西側諸国と距離を置き、ロシアに接近している。同国のプーチン大統領は、ウクライナ侵攻を巡ってICCから逮捕状が出されている。

  • 【関連記事】米国、ICCへの制裁検討 週内にも発動と報道

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。