石破首相は2月に訪米してトランプ米大統領と会談した(ワシントンのホワイトハウス)=共同

【ニューヨーク=中岡敬登】石破茂首相は23日(日本時間24日午前)、訪問中の米ニューヨークでトランプ米大統領と短時間立ち話した。これまでの関係を振り返り、友情と信頼に謝意を示した。「世界の平和と繁栄を実現する上で日米同盟の重要性は今後も変わらない」と伝えた。

トランプ夫妻が国連総会にあわせて開いた歓迎会で話した。両首脳は関税合意などを念頭に、日米双方の国益に資する着実で前向きな進展があると確認した。

両首脳が対面で会話するのは6月のカナダでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)以来だ。首相としてトランプ氏と会うのは最後になるとみられ、次期政権に成果を引き継ぐ考えだ。

首相は2025年1月に就任したトランプ氏との関係強化に努めた。2月にワシントンを訪れて会談し、日本が米国への投資を増やす方針などを伝えた。

首相は歓迎会でウクライナのゼレンスキー大統領やオーストラリアのアルバニージー首相らとも懇談した。

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