香港の街中でたたずむ鍾翰林氏(2019年1月)=ロイター

【ロンドン=共同】香港国家安全維持法(国安法)違反罪で実刑となった香港独立派団体「学生動源」の元代表、鍾翰林(トニー・チョン)氏(24)は17日、英政府から難民認定されたとインスタグラムで明らかにした。2023年に英国で亡命申請していた。鍾氏は「やっと新しい人生を始められる」と喜びのコメントを添えた。

学生動源は香港独立を訴えてきた学生組織。国安法の施行を受けて解散し、鍾氏も代表を辞任した。香港の保安当局は24年12月、国安法違反の容疑で英国に逃れた鍾氏など海外在住の民主活動家らを指名手配した。

鍾氏は英内務省の書簡を公開。内務省は「迫害を受ける十分な根拠がある恐れがある」として難民認定し、英国での居住を5年間認めるとした。

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