トランプ大統領は25日、ホワイトハウスでエルドアン大統領と首脳会談を行い、冒頭「われわれは、戦争に関しても、貿易に関してもすばらしい関係を築いてきた」と述べました。

そのうえで「ロシアがウクライナへの暴挙を続けるかぎり、エルドアン大統領にはロシアから原油を買うのをやめてほしい」と求めました。

トランプ大統領は23日に国連総会で行った演説で中国とインドがロシア産原油の購入を続け、戦争を支援していると非難するとともに、NATO=北大西洋条約機構の加盟国もロシア産エネルギーの輸入を減らしていないとして対応を求めています。

また、トランプ大統領は「ロシアのプーチン大統領もウクライナのゼレンスキー大統領もエルドアン大統領を本当に尊敬している。彼が望むなら大きな影響力を行使できるだろう」と述べ、仲介役としてのトルコに期待を示しました。

トルコはNATOの加盟国である一方、地理的な近さもあり、ウクライナとロシアの双方と緊密な関係を続けていて、トランプ大統領としては、トルコの協力も得て、事態の打開を図るねらいがあるとみられます。

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