トランプ大統領は18日、ホワイトハウスで、ゼレンスキー大統領と会談した後、ヨーロッパの首脳などを交えた会合に出席しました。
このあと、みずからのSNSに投稿し、ロシアのプーチン大統領に電話したとした上で、「プーチン大統領とゼレンスキー大統領による会談に向け、場所も含めて調整を始めた。その会談が行われたあと、私も加わった3者会談を行う予定だ」として、両首脳による会談に向けて調整を始めたと明らかにしました。
ただ、時期については言及していません。
また、ゼレンスキー大統領やヨーロッパの首脳などとの会合では、ウクライナへの安全の保証について議論したとしていて、「アメリカと調整しながらヨーロッパ諸国が提供することになった」としていますが、アメリカがどう関与していくのかなど、具体的な内容は記されていません。
トランプ大統領は「これは4年近く続く戦争にとって、非常によい、初期のステップだ」と成果をアピールしました。
一方、ドイツのメルツ首相は記者会見の中で、トランプ大統領が会合を中断してプーチン大統領に電話し、ゼレンスキー大統領との首脳会談を提案したと明らかにしました。
そのうえで、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の会談について「今後、2週間以内に開催される予定だが、場所はまだ合意に至っていない」と述べました。
ゼレンスキー大統領「会談の準備整っている」
ゼレンスキー大統領は18日、トランプ大統領やヨーロッパの首脳らとの会談を終えたあと、記者団の取材に応じ、「アメリカがロシアとウクライナとの3者会談を早期に開くことを提案した」と述べました。
その上で、「ウクライナはプーチンといかなる形式でも会談を行う準備が整っている。ウクライナとロシアは条件なしで会談を行うべきだ」と述べました。また、焦点となっているウクライナの領土を巡っては、「トランプ大統領と領土に関して長い議論を行った」と述べ、会談で意見を交わしたことを明らかにしました。
さらに、ウクライナが求めている安全の保証については、「安全の保証に関する詳細は10日以内に話し合われる」と述べ、引き続き協議が行われるとの認識を示しました。
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