26日、国連総会で演説するイスラエルのネタニヤフ首相=米ニューヨーク(ロイター=共同)
【ニューヨーク共同】イスラエルのネタニヤフ首相は26日、国連総会一般討論で演説し、英国やフランスなどが相次いでパレスチナ国家を承認したことを非難した。パレスチナ国家樹立は「狂気の沙汰」だと主張し、イスラエルとの2国家共存を容認しない考えを改めて強調。イスラム組織ハマスとの戦闘を続ける自治区ガザで攻勢を強める姿勢も示した。 演説開始を前に各国の代表団が席を立ち、抗議の意を表明した。ネタニヤフ氏は、ガザやイラン、レバノンでの軍事作戦を正当化。6月のイランへの攻撃で核と弾道ミサイルの開発計画を「壊滅させた」と成果を誇示した。 ガザでハマスに拘束される人質の全員奪還を誓い、制圧を目指す中心都市、ガザ市には「ハマスの残党」がいると強調。戦闘が終結すれば「周辺のアラブ諸国との和平につながる」と訴えた。トランプ米大統領が1期目に始めたイスラエルとアラブ諸国の関係正常化「アブラハム合意」を拡大させる意欲を示した。 国連演説で各国首脳らはガザの戦闘終結を要求し、国連本部周辺では連日、イスラエルに抗議するデモが起きている。
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