イランの核開発をめぐり、国連の安全保障理事会は26日、制裁の再発動を延期する決議案を否決しました。

これにより、日本時間28日にイランへの制裁が復活する見通しです。

8月、イギリス、フランス、ドイツの3か国はイランが核合意に違反しているとして2015年に解除した制裁再発動の手続きを開始しました。

こうした中、国連安全保障理事会は26日、イラン核問題を巡る対イラン国連制裁の再発動を阻止するため中国とロシアが提案した決議案を否決しました。

決議では賛成は4か国にとどまり、アメリカやイギリス、フランスなど9か国が反対し、2か国が棄権しました。

審議期間の30日以内に安保理で制裁解除の継続が決議されなければ自動的に復活する仕組みになっていてこれにより日本時間28日に制裁が復活する見通しです。

イランのアラグチ外相は採決のあと、「制裁復活の試みは無効だ」と強く反発していて、今後の対応が注目されます。

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