北朝鮮の金正恩総書記が核兵器を放棄しない姿勢を改めて強調しました。

北朝鮮メディアによりますと、金総書記は26日、核兵器研究所の技術者らと会議を開き、「核戦力を中軸とした平和維持は絶対不変の立場だ」と強調しました。

さらに、2025年の核物質生産の能力拡張計画や研究所の事業計画について報告を受け、「重要な課題が解決された」として成果に満足を示しました。

米朝対話の再開に意欲を示すトランプ大統領を念頭に、金総書記は非核化に応じない姿勢を繰り返し誇示し、党と政府が核技術分野の発展を最優先に支援する考えも示しました。

北朝鮮の核兵器開発をめぐっては韓国の李在明大統領が25日にニューヨークでの講演で、北朝鮮が毎年、核弾頭15~20発分の核物質を生産していると指摘した上で「体制維持に必要な核兵器を既に確保し、余剰分を輸出する可能性が大きい」と警告していて「トランプ大統領と金総書記による直接対話が必要だ」と訴えています。

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